下総精神医療センター

院長挨拶

 下総精神医療センターのホームページにアクセスしていただいてありがとうございます。
院長の女屋光基(おなや みつもと)と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

さて、当院は昭和16年(1941年)、軍事保護院、傷痍軍人下総療養所として創設され、先の大戦での頭部戦傷軍人を収容したことが始まりです。戦後、他の国立病院と同様に当時の厚生省に移管され、国立下総療養所となり、国立病院の独立行政法人化に伴い、平成16年から国立病院機構 下総精神医療センターとして発足し、今日に至っております。当院は、我が国の精神科病床の削減の流れの中でベッド数をかなり削減しましたが、それでもなお、県内では有数の規模の精神科単科の専門病院です。

主な疾患としては、
①統合失調症や躁うつ病などの精神疾患の方のみならず、
②現在のストレスに満ちた社会構造に関連した、不眠、引きこもり、自律神経失調などの心身の不調を感じている方や、
③物忘れなどの認知症性疾患の方の生活の場も考えたうえでの治療や
④薬物乱用や病的賭博、病的窃盗の方たちへの治療、
⑤脳卒中や頭部外傷後遺症などの高次脳機能障害の方
などを治療しております。
平成19年からは、医療観察法による指定病棟も、県内唯一の病棟として開設されており、司法精神医学の実践の場ともなっております。

精神科の治療も他科と同様に、医師・看護師のみならず、作業療法士・臨床心理士なども含めたチーム医療で行っております。また、生活環境の調整が精神科は重要な位置を占めており、この点でも、当院には精神科ソーシャルワーカーが常に皆さんのご相談に乗っております。退院後のケアとして、大規模デイケア・訪問看護の体制も整っており、平成29年より、訪問看護ステーションも開設し、社会にスムーズに戻れるよう、万全の態勢を敷いております。

当院は、千葉県の県庁所在地である千葉市にありながら、東京ドーム4個分と言われる、約19万平方メートルという広大な敷地をもち、四季折々の季節の移ろいを感じさせてくれる豊かな自然を持っております。ストレスの高い社会の喧騒より逃れて療養する環境としては、当院は理想的であると思います。平成29年(2017年)には新病棟も完成し、広々としたホールを設け、アロマテラピーやヨガ教室も開催し、想定以上の効果を上げています。

どうぞ、精神的な問題でお困りの際は、当院にいらしていただければと思います。

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