看護なう

2020年10月26日
地域医療連携係長　藤本文子

通院困難な患者さんに訪問診療を行っています。精神科医師、看護師、事務職が地域で生活する方の所へ伺い診察や処方を行います。今日は、私たちの訪問診療場面の一部をお話しします。

自宅や施設へ訪問することで患者さんの生活状況が見えます。訪問診療医師、看護師は患者さんの状況をアセスメントし、苦痛を緩和できる治療を行います。また、介護にあたっている方の相談に乗りアドバイスをすることで、地域で安心して生活できるようにお手伝いしています。現在、訪問診療に伺っているのは、ご高齢の患者さんが多く、苦痛を上手く表現できず、不眠や不穏行動につながっているケースがよくあります。高齢化社会が進む中、安心して住み慣れた地域で生活するうえで精神科訪問診療のニーズは大きいと感じています。