看護なう
2021年3月15日
重度難治性慢性期閉鎖病棟
副看護師長 長岡邦子
来年度の目標!!
1-1病棟は重度難治性慢性期閉鎖病棟です。独語や空笑、幻聴などの症状を抱えている方、病状が慢性化し日常生活行動への援助が必要な方などが多くいらっしゃいます。
そのため長期に入院されている患者さんも多く、8割以上の患者さんが1年以上の入院となっています。一人でも多くの患者さんがその方に合った退院先へ社会復帰できるよう、私たちは日々援助を行っています。
毎月行っている病棟会では、各委員会や係の活動報告、その時々の課題などを取り上げるなど、よりよい病棟となるよう話し合いを行っています。先日行った病棟会では、来年度に向けどのような病棟にしていくかについての話し合いを行い、
One for all ,all for
One
~ひとりはみんなのために、みんなは一つの目的のために~
との目標を掲げました。少し前に聞いたことのあるような言葉ですが、スタッフみんなが同じ方向を向いて患者さんの社会復帰に向けてこれからも頑張っていきます。
さて、話は変わりますが…
昨年度1-1病棟には一人の新人看護師さんが入職してきました。看護師デビューをして、まもなく1年、いろいろと質問してみました!
看護師を目指した理由は?
人を助ける仕事がしたかったことと、親にも勧められ目指そうと思いました。
精神科で働こうと思った理由は?
患者さんの強みを見つけ支援が出来ることにやりがいや自分に合っていると感じ、働いてみたいなと思いました。
下総を選んだ理由を教えてください。
実習に来た時、病院の雰囲気がとても良かった。また、実習病棟で指導してくださった看護師さんがとても熱心に関わり指導をしてくださったので下総を選びました。
1-1病棟のいいところを3つ挙げるとしたら?
①先輩方が優しい(優しすぎる!)
②ザ・精神科を学べるところ。
③慢性期なので患者さんとじっくり関わることが出来る。
働き始めて1年、自分が成長したなと思うことは?
夜勤など不規則な生活になることが心配でしたが、体調を崩すことなく休まず仕事に来ることが出来ていること。
働仕事をするうえで心掛けていることは?
患者さんのご家族の気持ちになって関わるようにしています。
ON・OFFのメリハリつけて仕事をすることを心掛けています。
休みの日は何をして過ごしていますか?
今はおうち時間を楽しんでいます。
長期休暇の時はちょっとだけ旅行に行き気分転換♪
患者さんとの関わりで大切にしていることは?
一方的に話すのではなく、患者さんの話に耳を傾け、笑顔で接するようにしています。
なるほど!
〇?…年前看護師になったばかりのころを少し思い出し、新鮮な気持ちになりました。
下総精神医療センターの看護部では「私たちは人のこころに寄り添う看護を実践します」との理念をかかげています。
「患者さんは今どのような思いを抱いている?」「もし自分だったら?」「自分の家族だったらどのようにしてあげたい?」など、患者さんの気持ちに寄り添い、看護を実践してこうと思います。