下総精神医療センター

看護なう

~私のやりがい~

2022年1月27日
2-1病棟 看護師 三枝明衣

こんにちは!私は看護大学を卒業後に当院に就職し、現在看護師2年目として働いています。私が働いている2-1病棟は「精神科救急病棟」と呼ばれる病棟で、患者さんの入退院が多くある病棟です。今回の看護なうでは「精神科救急病棟」のプログラムの一環として行っている、2つの係についてお話したいと思います。

1つ目は「他職種連携係」という係です。主に作業療法について担当しています。救急病棟での作業療法は、患者さんの生活リズムを整えたり達成感を得たりすることを目的としています。

夏には作業療法士と連携し夏祭りを行いました。普段の作業療法では塗り絵や習字・ミサンガ作りなど、1人で作業するものがほとんどです。夏祭りでは輪投げなど体が動かすことができ、なおかつ他者との交流が多くあるものを実施しました。普段口数が少ない患者さんが声をだして喜んでいたり、他の患者さんと交流が少ない患者さんが積極的に他の患者さんと話して一緒に回っていたりと、患者さんの見たことがない一面を見ることが出来ました。

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2つ目は「かるがも会」です。「かるがも会」とは全患者さんを対象とした疾患教育を目的とした集団での患者支援プログラムです。スライドを用いた看護師による疾患を知るための講義と、患者さんがグループになり主体的に意見を出し合うグループワークを行っています。

講義では資料に自由記載欄があり、講義ごとにストレスの対処法や症状の出方、薬についての思いなど様々なことを自由に書く時間を設けています。患者さんの言葉で自由に記載をしており、どこまで自身の疾患について理解できているのか、薬に対してどういう思いなのかなどを知ることが出来ます。またグループワークでは「こんなことができるようになりたい」をテーマに全員に発表してもらい、その後は全員から意見をもらいます。その患者さんなりのアイディアを発表してもらうため、患者さんの新たな考えを聞く事が出来ます。

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2つの係を通して看護師と患者さんの間では見えにくい一面を見ることができ、患者さんの理解を深めたり新たな強みを見つけたりしています。患者さんの強みを日々の看護に取りいれることで、より良い看護を実践することに繋げられます。患者さん1人1人に合った看護を実践できることが、私のやりがいです!今後も患者さんとの関りを大切にしながら、自身の係を全力で行っていきたいと思います!

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