下総精神医療センター

看護なう

アロマの香りで心を癒して心身ともにリラックス

令和4年11月11日
2-2病棟看護師 久高佐江子

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私は重度難治性及びストレスケア病棟で勤務しアロマセラピストとして活動しています。
日々忙しい病棟で働いていると、心も身体も疲労するのを感じます。そんな時どこからともなく漂うアロマの香に大きく深呼吸をして、その香りを感じて心が癒されます。
私は、仕事や家事が終わりほっと一息つきたい時に好きな香りをブレンドしたオイルでセルフトリートメントをして心も身体もリフレッシュしています。

ストレスケア病棟として、週末患者を対象にアロマを使用したハンドトリートメント・便秘の患者にアロマを使用した腹部マッサージ・芳香浴をしながらSST(社会生活技能訓練)の実施・不眠の患者に好きな香りをティッシュなどに染み込ませ枕元に置く・不穏の患者に芳香浴・拘束されている患者の枕元に好きな香りを数的垂らす・面会時、ケア会議時などに芳香浴・日々使用する手指消毒剤にアロマオイルを入れる・エレベーターホールに季節を感じる香りをアロマストーンに垂らし香らせるなど、ストレスケア病棟の特殊性を生かし患者だけではなく面会に来られる家族や病棟に来棟される様々な人々に香りを感じてもらう取り組みをしています。

アロマオイルを使用したハンドトリートメントは、患者とのコミュニケーションツールとして活用し、日々ゆっくり話ができない患者にハンドトリートメントをすることで、香りとタッチングの効果で心のケアができます。何より、普段聴けない話ができることもあります。
患者も心待ちにしてくれていて「気持ちよかった」「またやってほしい」「次はいつ」と普段見られない笑顔が見られます。手指消毒剤を使用するたびに香る香りに患者は「今度はどんな香り?」「次はこれがいい」と心待ちにしてリクエストもくれます。

ストレスを抱える時代に、ほっと一息する時間の必要性・いい香りと感じるリラックス効果・タッチングでの安心感を、アロマを使用することで心も身体も癒されてほしいと思います。いつでも香りが漂うストレスケア病棟にすること、患者だけではなく2-2病棟に関わる全てのスタッフが癒される環境になることが私の目標です。

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