看護なう
実習指導者研修に参加してきました
令和5年1月
2-1病棟看護師 猪野拓也
こんにちは。私は看護師としてのキャリアは22年ありますが、当院では2年目の看護師です。私が働いている2-1病棟は「精神科救急病棟」の役割を担っており、入退院が多くとても忙しい病棟です。そのような中ですが「国立病院機構関東信越ブロック令和4年度看護師等実習指導者講習会」に参加してきました。
今回の研修は32日間行われ、新型コロナウイルスの影響もありリモートでの研修となりました。
参加者は関東甲信越ブロックの様々な病院から実習指導を担うスタッフが参加しており、交流や情報交換の場としてとても刺激的で有意義な研修となりました。
研修の内容は教育の基本的な考え方を学びながら指導方法や評価方法等を学び、最後はグループになり精神看護学の実習要綱を作成しました。
私自身過去に日本精神科看護協会の実習指導者研修に参加したことがあり知識や技術を学んできましたが、今回の研修で学ぶこと全て新鮮な感覚であり、自分が今まで学んでいた知識や技術を覆しながら新しい知識や技術を学ぶことにとても苦労しました。教育は時代背景等に大きく影響を受けるため、教育に携わる者は、常に時代背景に関心を持ち、先々のことを見据えながら新しい技術や知識を学んでいく必要性があると学びました。
教育や指導は看護に類似している部分があると思います。看護は患者さんを個として捉え、その患者さんに必要なケアを考え実践していきます。教育や指導も同様に対象者を一人一人の個として捉え、その個にあった指導内容や方法を考えて実施していくことが重要であると思います。
また、今回の研修で対象者に指導や教育を行い育成していくことは最終的に看護の対象である患者さんに還元されることに気が付きました。
今回の学びを活かし、私自身日々自己研鑽しながら教育や指導に携わっていきたいと思います。