看護なう

令和6年9月
医療観察法病棟 副看護師長　木場英樹

毎年、医療観察法関連に従事している各職種が集まり医療観察法関連職種研修会が開催されています。今年は「ひらく」というテーマで開催され、当院からも医師、看護師、作業療法士、心理士、作業療法士、事務官で参加してきました。

この研修は、全国の医療観察法に携わっている職種が集まり意見交換を行えるとても貴重な場となっています。

当院は、厚生労働省より指定を受けた指定入院医療機関です。そして、千葉県内で指定を受け医療観察法病棟を有する施設は現在当院のみです。近隣の他施設との情報交換が難しい中で、このような研修会は今後の対象者のプログラムを検討していく上でとても貴重な場となります。

対象者の社会復帰に向け、スマートフォンの取り扱いはどうするのか、公共交通機関におけるICカードの取り扱いをどのように指導するのか…入院が長期になればなるほど、対象者は社会生活の変化に適応することが難しくなっていきます。

そうしたとき、このような研修会に参加することはとても有意義で、他施設の取り組みを参考にしていくことができます。