
令和7年5月
医療安全管理係長 後藤 陽子
医療安全の仕事ってなぁに?
医療の現場では、患者さんの命と健康を守ることが最優先です。そのためには、「医療ミスを防ぐ」「事故を未然に防止する」ことが非常に重要になります。これを専門に担うのが「医療安全」の仕事です。
医療安全の仕事は、看護師や医師、薬剤師などすべての医療スタッフが、安全に、そして安心して働ける環境を整えること。それによって、患者さんが安心して治療を受けられる医療の質を支えることが目的です。
たとえば、薬の間違いを防ぐ仕組みを考えたり、転倒や事故が起きないように注意するポイントをスタッフみんなに伝えたりします。もしヒヤリとした出来事があったら、それをみんなで共有して、同じことが起きないように対策を考えるのも医療安全の役目です。
この仕事は、直接患者さんのケアをするわけではありませんが、「すべての患者さんが安心して治療を受けられる環境」をつくる、大切なサポートです。
看護師が医療安全に関わることには大きな意義があります。なぜなら、看護師は患者さんに最も近い存在であり、日常的に多くの医療行為や観察を担っているからです。看護師としての経験を活かし、現場の視点で安全管理に貢献していきたいと思います。
