令和7年9月
10病棟 松井 翔
生まれ変わった新10病棟のご紹介をします
~認知行動療法を開始しました!~
10病棟は薬物(覚醒剤、大麻、処方薬、市販薬)、アルコールをメインとした依存症治療専門病棟です。今までは条件反射制御法という治療を行っていましたが、4月から認知行動療法をベースにした治療プログラムを始めました。
そもそも依存症って何?
アルコールを例に考えてみます。
依存症という病気の状態に陥ると、飲酒をしていても自身でコントロールができなくなっているため、飲酒を楽しむ余裕はなく、自身や家族などが不利益な事態に陥っていても止めることはできません。その理由は、根底にある問題の本質に直面しなければならなくなるからです。その問題は本人の生きづらさが原因であり、本人が目を逸らしたい程辛いことが多いのです。そのため依存症はある意味、応急処置的な意味合いがあるのです。
治療プログラムってどんなことをするの?
10病棟では、全8回(週1回実施)のプログラムで1回90分程度行います。
治療プログラムの内容は、薬物やアルコールの害についての学習や、自身にとってどのような状況が薬物やアルコールを欲してしまう引き金になっているのかを考えます。そしてそのような状況を避ける方法や、対処していくための方法を患者さんが自身で考えていきます。
これは、一人ではなく入院患者といったグループの中で発言をし、グループメンバーの発言にも耳を傾けることで、自身のこれからの取り組み方法について主体的に気づけることを目的としています。
10病棟では、全8回(週1回実施)のプログラムで1回90分程度行います。
治療プログラムの内容は、薬物やアルコールの害についての学習や、自身にとってどのような状況が薬物やアルコールを欲してしまう引き金になっているのかを考えます。そしてそのような状況を避ける方法や、対処していくための方法を患者さんが自身で考えていきます。


