令和7年10月
2-1病棟 前田 希望
精神科救急病棟の夏祭り
こんにちは。精神科救急病棟で働いている前田です。
新卒で下総精神医療センターに入職し、今年で2年目になります。
今年度から作業療法係(多職種連携係)を担当し、作業療法士と一緒にイベント企画に携わっています。
この夏も、8月に病棟内で夏祭りを開催しました。企画内容は「スイカ割り・ヨーヨー釣り・輪投げ・アイスの配布」です。スイカ割りで使うスイカは、4月頃から中庭で栽培を始めて準備していましたが、残念ながらうまく育ちませんでした。そこで、作業療法士と相談を重ね、手作りの工作スイカを用意し、何度も患者様に楽しんでいただける仕様に工夫しました。スイカが割れるたびに、笑顔や拍手が広がり、とても盛り上がりました。
また、アイスを配布する際には、事前に感染管理認定看護師へ相談し、患者様への手指消毒のオリエンテーションや黙食の徹底など、感染対策にも配慮しました。
夏祭り後に実施した患者様アンケートでは高評価をいただき、特に「季節を感じられる企画が嬉しかった」との声が多く寄せられました。スタッフにとっても大きな励みとなりました。
私たち作業療法係は、閉鎖病棟内で過ごす患者様がレクリエーションを通して季節感を味わえることを大切にしています。そのため、作業療法士と月1回以上は会議を行い、患者様に喜んでいただけるレクリエーションの企画・実施を検討しています。今回の夏祭りも、作業療法士をはじめ多くの職員の協力があってこそ、患者様に楽しんでいただけるものが実現しました。
2年目となり、患者様の入院生活を共に支える多職種との連携がとても重要であることを学ぶことができました。


