第14回条件反射制御法研修会 募集要項
1.概要
ヒトは2つの中枢をもち、一つは過去の生理的成功行動を反射で再現する第一信号系であり、もう一つは、未来に社会的成功行動を思考して創造しようとする第二信号系である。第一信号系は動物の進化を支えてきた中枢であり、生理的成功に至った行動の再現性が高くなる性質、ならびに生理的失敗に至った行動の再現性が低くなる性質をもつ。特定の行動で生理的報酬が生じたこと、あるいは危機状態に陥ってなんらかの行動をとり生理的報酬が生じたことを反復すれば、第一信号系にその現象を再現する反射が成立する。その反射は、後に、環境からの刺激に反応して無意識的に作動し、やめようと決めた行動が生じたり、望まない自律神経や気分の状態に陥ったりすることが頻回に生じ、その主体を悩ませるようになる。
その疾病状態を作る特定の行動あるいは自律神経や気分の状態に対して、第一信号系を標的にして過剰に作動するようになった反射を抑制するのが条件反射制御法である。
その条件反射制御法の理論と現場での手順を、現在のコロナ禍に対応し、ウェブを通じて安全にお伝えする。
臨床経験があれば、この研修で得た知識を用いて現在の知識を整理し、条件反射制御法を実務に利用できる。また、この研修会に参加することで、当院で行う実地研修への参加資格が得られる。
2.実施主体
独立行政法人国立病院機構下総精神医療センター
3.研修予定
1)研修日程
2021年11月11日(木)13時00分~17時00分
2021年11月12日(金) 13時00分~17時00分
※30分前から受付を開始します。10分前には入室を完了させてください。
2)研修会場
WEB研修 ※Webexによるライブ配信
3)研修内容
別紙「日程表」を参照 ※ダウンロードはこちら
4)定員
50名
4.受講申し込みについて
1) 受講資格:下記の立場や職にあり、全プログラムを聴講できる方
- 無意識的に生じる行動や神経活動に悩む本人の家族の方々
- 取締、検察、弁護、裁判、更生保護、矯正等の刑事司法体系の職員
- 教育、保健、医療(医師・看護師等)、福祉、社会復帰施設、作業所等の職員
- その他の機関において薬物やアルコール乱用問題、病的賭博、その他の反復される問題行動の解決にかかわる方々、および実施主体が認めた方
2)申し込み方法
受付を終了しました。多数のお申込みをありがとうございました。
募集期間
2021年7月20日~9月20日まで
5.受講者決定について
ご応募が定員を超えた場合には、職種別人数の割合等を考慮して決定します。受講の選考結果については、2021年9月30日までに各応募者にメールでお知らせします。ご都合によるキャンセルをされる場合は、必ず事務局までご連絡ください。
6.修了証書の授与について
所定の研修課程を履修した方には修了証書を授与します。
7.研修受講料等について
受講料:10,000円(資料代込み)※事前振込
受講の決定通知と同時に振り込み先をご案内申し上げます。受講料振込後の受講者のご都合によるキャンセルの場合、受講料は返金いたしかねます。
8.研修テキストについて
Web上のファイルをダウンロードしていただきます。
受講決定通知にURLをお知らせいたしますので、研修会当日までにご確認、準備をお願いいたします。
9.その他注意事項
- ご視聴にはインターネット環境が必要です。PCの問題、Web接続環境が整っていない場合など、接続に関するサポートは行っていませんので、ご了承ください。
- Webexをあらかじめ公式サイトよりダウンロードしてください。
https://www.webex.com/ja/downloads.html - 受講に伴う通信料は受講者負担となります。
- 受講中は受講者の氏名が画面に表示されますので予めご了承ください。
10.接続テスト
1)事前に接続テストを実施いたします(所要時間15分程度)。下記日時に一度、接続が出来るかご確認をお願いします。
・テスト実施日:10月27日(水)午前11時00分~
・テスト予備日:11月4日(木)午前11時00分~
※上記日程でご都合がつかない方は、10月8日までに事務局へご相談ください。
11.研修会についての問い合わせ先(受付時間:平日9:00~15:00)
〒266-0007 千葉県千葉市緑区辺田町578番地
独立行政法人国立病院機構下総精神医療センター
研修会事務局:寺内真弓
電話:043-291-1221(内線:3007) FAX:043-291-2602
E-mail:213-crct@mail.hosp.go.jp