下総精神医療センター

やめられない行動家族教室Q&A

Q.やめられない行動家族教室では何をやっているの?

A.専門家による講義と、ミーティングの2つに分かれます。

Q.講師は誰が行っているの?

A.薬物関連精神疾患治療病棟に勤務している看護師と回復支援施設の千葉ダルクの代表です。

Q.講義ではどんなことを話すの?

A.看護師は「やめられない行動の問題点と家族の対応」「やめられない行動の問題点と症状」「やめられない行動の問題点と社会資源について」を話します。
また、回復支援施設である千葉ダルクの方をお招きし、「ダルクについて」を話します。

Q.下総精神医療センターで治療を受けていないけど参加はできるの?

A.興味のある方はどなたでも参加可能です。最近は病院のホームページを見て参加されている方も増えています。また、一人で参加される方もいます。

Q.教室の講義内容は薬物だけが対象なの?

A.覚醒剤以外にも反復する逸脱した行動(薬物摂取、過度の飲酒、止められない喫煙、ギャンブル、窃盗、摂食障害、痴漢、盗撮等)で困っている方の参加も可能です。

Q.薬物乱用って病院で治るの?

A.薬物乱用の問題は①「薬物への欲求がある」②「社会生活が上手くゆかない」ということに分けられます。さらに、②についてはⅠ「就労などができない」ことと、Ⅱ「就労などができていても人間関係が上手くとれない」ことに分かれます。当院で行っている「条件反射制御法」は薬物への欲求を消すので日々の生活が楽になります。薬物を使わないことを選択しやすくなります。
人間関係や社会生活能力が保たれている人は条件反射制御法を受けるだけで退院の翌日から働き始めて、全く欲求を感じず生活が送れます。但し、入院する前にも何年も就労していなかったり、人間関係が上手くいかない人は、条件反射制御法を受け、薬物への欲求を消した後に、回復支援施設への入寮を勧めています。

Q.対応方法がわからずに困っています。

A.本人のためを思って行うことが、逆にやめられない行動を助長することもあります。まずは、家族だけで抱え込まず教室に参加してみて下さい。解決には、色々なサポートが必要です。

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