下総精神医療センター

やめられない行動家族教室の目的・方針

やめられない行動家族教室の目的

覚醒剤乱用者や反復する逸脱した行動(薬物摂取、過度の飲酒、止められない喫煙、ギャンブル、窃盗、摂食障害、痴漢、盗撮等)を持つ方のご家族を主な対象にして、正しい知識を専門家から学ぶのが主な目的です。また付属するミーティグでは他者の体験談を聞き、自らも語る事を通じて、正しい知識に従った対応を実行できるようにします。

やめられない行動家族教室の方針

Ⅰ、反復する逸脱した行動が生じるメカニズムを知り、治らないと決めつけていた今までの誤った理解を正しましょう。やめられなかった行動への欲求は条件反射制御法でなくなります。人間関係に問題があるならミーティングや生活訓練等で改善が期待できます。本人の問題が何かを知れば、完治に向かうための正しい対応に結びつきます。

Ⅱ、規制薬物乱用の反復は病気だけではなく、違法行為でもあるので、取締機関と連携しましょう。規制薬物やその代謝物が本人の身体から排出された後に家族が取締職員と面接する事をお勧めします。後に再使用があれば逮捕されやすいので、本人を薬物から離す抑止力になります。このような方法は、家族の立場で本人の薬物規制法に正当に対応するものであり、社会と調和をします。

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